やっぱり世界は心の中にあるようです

現象学的還元なんてことを言いだすと、なんのことなのか分かりませんが、ようするに、世界の見方のことなんです。

世界を、自分の外にある客観的存在として見ているか、自分の心の中に広がるものとして見ているか。

「そこにパソコンがあるから見える」とするか、「心に立像しているから、パソコンの存在を疑えない」として見るか。

お話したように、僕らは物自体を見てはいません。
見てるのは光です。

でも、物体を疑えないでしょう?


ま、それはここまでとして、実は、心の中に世界が広がってると考えてしまえば、非常に楽というか、わかりがいいんです。


例えば、誰かが「あなたはもっと出来るはず」と言ったとします。

これを、疑いようのない言葉で言えば、「あなたはもっと出来るはず」という声が聞こえたということしかない。
もっと言えば、音が聞こえただけです。

なのに、これを、「否定された」と思ってしまう人がいます。
これを、「過剰な期待をかけられた」と思ってしまう人もいる。

これを、「だろう?でへへ」と受け取る人もいる。


これを左右するのは、他でもない自分に対する自分の評価=セルフイメージと呼ばれるものです。

セルフイメージのとおりに反応しているだけです。


で、「外の出来事で心が反応した」と、思い込んでいる限り、永遠に誰かの言葉に反応する事になります。

しかし、一旦、この「世界が心の中に広がっているイメージ」を持つと、そんなものに反応しないんです。
自分の心の中で起きた出来事としか、本当にそうとしか思えなくなるんです。


しかもですよ、
あなたも本当は、そうやって世界を見ています。


例えば、うちの隣に、やたら子供をしかりつける親がいます。

この方には、外にいる子供という原因が、自分の心に影響を与えていると「見えて」いますが、実際には、「物足りない子供」という条件が、そういう世界が、先に心の中にあるのです。

過去の記憶や、自分の期待に、子供を沿わせようとしている。

つまり、心の中で展開している世界を、きちんと認識しているんです。
本人は気付いてませんけどね。


怖いですね~。