無意識からの衝動

 

昨日はフロイトのお話をしました。

彼の最大功績である「無意識領域」
これは実は彼が発見したものではなく、もっと昔から言われていたことなんですね。

ただ、彼は無意識領域を通して「抑圧された欲望」を提唱したんです。
それが、時代と相まって、急速に知れ渡ったということなんですね。


彼が提唱した「抑圧された欲望」というのは、無意識下での、性欲と道徳欲の葛藤だそうです。

性欲と道徳欲という狭い範囲に限定しなければ、みなさん誰でも葛藤を抱えていることを理解できると思います。


例えば、ダイエット中には猛烈にこの葛藤を覚える(笑)
甘いものが食べたくてしょうがないのに、ダイエット中だからやめとけ、という葛藤。

心当たりがありますか?


こういった葛藤は、常に我々の心の中に存在するというのを、フロイトが説いたわけです。

そんなことを昨日考えていたら、
「それじゃ好ましくない衝動は、どこからやってくるんだろう?」
という疑問が湧きました。


ダイエット中に甘いものが食べたくなる衝動。

これは、「甘いもの好き」というセルフイメージがなければ湧き上がりません。
どんなに疲れていても、甘いものが好きでない人は「甘いもの食べたいなあ」って思わないんです。

お酒好きな人は、疲れたらお酒がほしくなる。
そういうセルフイメージを持っているわけです。


これは、過去の「快」に結びついていることから、湧き上がる欲求だとわかりました。

疲れという「不快」から逃れたいので「快」を求める。
「疲れ」のイメージから、ビールが連想されるんですね。

「快」というのは、必ずしも最初から「快」であったわけではなく、「不快」だったとしても、何かをきっかけに「快」になったりします。

ビールなどはその典型で、最初は苦くて飲めません。
しかし、一回でもビールによって「快」が生まれたら、ビールを飲むたびに、「快」が刷り込まれていく。

ビールが苦いままの人には、ビールを飲むたびに「不快」が刷り込まれていく。

こうやって「ビール好き」と「ビール嫌い」のセルフイメージが出来上がるんですね。


それが意識せずとも衝動となって表れるわけです。
こういう衝動は抑えようがありませんよね。
精神力でねじ伏せようとしても、消耗するだけです。

ですので、「不快」のとき「快」を求めるメカニズムに逆らわない。

それには、「置き換え」が効果的なんですね。

甘いものが食べたくなったら、甘くても体にいいものを少し食べる。
黒糖とかね。


そうやって、葛藤に協力してもらいましょう。